松亭金水(しょうてい・きんすい)の「朝比奈巡(あさひなめぐり)」の2図です。江戸時代後期の作家・松亭金水(寛政9年(1797年)-文久2年(1863年))は書道家・谷金川と為永春水(ためなが・しゅんすい)の弟子であった。
奇怪で異風の絵師で当時その画風を愛でる人も多かった。国貞(くにさだ)合作による作品もあり、歌川一派の交流も多く、国芳にも(くによし)通じる作品も多い。一典斎丸麿の号名でも解るが麿丸武代を継いだものと思われる。
登場する人物、「暫」の隅取りよろしく、ノッシと歩く巨人が諸国を巡りての図である。日本版ガリバー旅行記といえる。
”小人国を見とる”小人たちの驚きとざわめき、或る者は振り返り、土下座し、茶屋の二階の交合する者達まで目をみはる。
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