歌川国麿 艶色美談「露之飛奴間」2図


江戸時代末期から明治時代初期にかけての浮世絵師・歌川国麿。歌川国貞の門人であり、最初は歌川貞房の門人だったという。幕末期に風俗画、双六絵、版本の挿絵などを残している。錦絵を得意としただけあって、多色摺りで江戸色を使用。往時の風情を残した。

武士と遊女の隅田川蛍狩図。エッサと漕ぎ出す舟人たち、月見と共にさんざめく川面、柳の陰の涼台で蛍狩りを楽しむ。相応の高級武士との高雅な遊び風景である。

それは蛍籠、衣服の下り藤紋、鉄線紋様の袴、腰のもの大小刀の拵は鮫の研ぎ出し鞘である。当時下級武士には持てなかったものである。遊女の平家蝶上羽模様も通常このような場には憚られたもの、相当位の高い武士であろう事が解る。

遊女の手がしっかりと鞘鐺(こじ)りをつかむ。離れたところに伴の者がいるのであろう。この絵は子細に考察すれば何かありそうだ。阿曾次郎と源雪との名があるが、武者絵に近い手法が随所に見られる。独特の円熟期に入ってからの作と思える。室内に配置された小道具は丹念に描かれ、その世俗を写して見せる。茶道具一式まで。

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歌川国麿・艶色美談「露之飛奴間」
歌川国麿の艶色美談「露之飛奴間」の2図(Sサイズ)です。

 

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歌川国麿・艶色美談「露之飛奴間」2図
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